おばあさんの味
休日は予定がなければお気に入りの静原へ出掛ける。秋の訪れがあちこちに感じられる静原に、日曜日の午前中だけ朝市が開かれて、佃煮の「芋のツル」が売られていた。
食材を買って帰ることは今まで一度もなかったが、「芋のツル」の話はおふくろから聞いたことがあり買って帰った。
ビールのツマミだけではなく、ごはんと合う美味しさは格別だった。
それからは芋のツルを買って帰るのがお決まりとなり、並んで置かれていた紫蘇の「ゆかり」も買って帰える。どちらも朝市のおばあさんが調理したものだ。
孫たちが芋のツルも紫蘇のゆかりも「美味しい!!」と絶賛。
化学の成果によって誕生した人工調味料を利用した食品が闊歩している状況下で、小学生や高校生の世代でも、先人たちの知恵を引き継いだおばあさんの味に軍配を挙げた。
鍼灸医療も「芋のツル」や「ゆかり」と同じように、若い人たちに信頼を得ることは決して不可能ではない。
現代医学の素晴らしい進歩は誰もが認識しているが、2000年前に完成された東洋医学も、「芋のツル」や「ゆかり」と同じように、体には頼もしい援護者としてのパワーを保持しているからです。
静原へは歩行者・自転車専用の鴨川の河川敷ルートを自転車で。
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