プロフェッショナル
プロフェッショナルだなぁと思う方は身近な処にも居られる。
その1人が助産師の佐古かず子さんである。
先月、33週を迎えられたSさんが佐古先生から紹介されたと逆子を訴えて来院。
逆子の症例は鍼灸治療の適応症であるが、万全を期す思いから佐古先生の徒手矯正を薦めることがある。
今日まで徒手矯正を受けられて復位しなかったのは一例だけで、唯一の症例は矯正により復位されたが、夕刻にはまた頭部が上の状態に戻ったので翌日再受診。
その時、「臍帯が巻き付いて、この状態が良いのね」と施術はされず、お産は帝王切開にて、元気な女児が誕生された。
出刀された産科医は「経膣分娩は危険だった」と臍帯が首に巻いていた状態だった。
今回のSさんのケースは今までと違って、あゆみ助産院でのヨガ・徒手矯正を受けられているにも関わらず、復位が見られないという。
鍼灸治療中は「お腹が温かくなります」と告げられるので、1週間に1度鍼灸治療後にヨガと徒手矯正を受けられている。
Sさんは帝王切開になるか分からないが、逆子になったことから、より充実した妊娠ライフになったことは確かであり、表情から伝わってくる。
佐古先生が助産師のプロだと確信するのは、母乳トラブルや逆子に対する素晴らしい技能の高さだけではなく、妊娠・出産を通して母親にエールを贈られている姿にある。
好きな花のひとつ。
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