鯖街道
11月1日の日曜日、久し振りにチャリで遠出。
お気に入りの鴨川河川敷をのんびりペダルを踏んで1時間余り、静原の里山風景に癒されて帰宅するがいつものパターン。
昨日は絵文峠を越えて大原三千院へ。そこから更に古知谷を経て、上り勾配が続く国道367号線の≪鯖街道≫と名付けられた道を北に向かって滋賀県大津市の途中へ。
途中から、まだまだ続く上り坂を踏ん張りながら行くと、難関の花折峠が待ち構えている。やっとの思いで難所を越えると、鯖寿司の看板を目にしながらペダルを踏むこと1時間、滋賀県東北部の高島に。
昔は小浜湾で水揚げされた鯖をその日の内に京の都へ届ける道すがらに一休みする村では、海から離れた村人も新鮮な鯖は何よりのご馳走だったに違いない。その風習が鯖寿司の文化として現在に残っているように思えた。
鯖を担ぎ徒歩で届けられた道は、現在も≪鯖街道≫と呼ばれているが、手荷物一つ持たずに自転車で半分の距離では、古人と比較することすらはばかれる。
それでも、秋の景色を楽しみながら往復80キロの行程。サドルで擦られ続けた痛いお尻を擦りながら、また、行ってみようという心境。
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